ロシアGP決勝前にウォーターポンプからの水漏れトラブルに見舞われたレッドブルのマックス・フェルスタッペン。チームは決勝までの僅かな時間の中でこの問題に対処、レース中に再びこの問題が起こることはなく、フェルスタッペンは無事に5位完走を果たした。
フェルスタッペンは今回の決勝を「孤独なレース」だったと振り返る。メルセデスやフェラーリとのペースの差は大きく、フェルスタッペンは単独走行を強いられていた。今季4戦を終えて、全く上位争いに食い込めていないレッドブルだが、次戦スペインGPで大きなアップデートが予定されており、フェルスタッペンはこれによってトップとのギャップが縮まることを期待している。
フェルスタッペン：ロシアGP決勝後コメント
マックス・フェルスタッペン
決勝:5位、予選:7位
「今日はスタートが非常に重要だった。最終的にはそれが僕にとっての決勝での唯一のアクションになったよ。スタートでフェリッペとダニエルを抜いた後はすごく孤独なレースだったんだ。前の車に離されていくのが分かったし、後ろの車は引き離しちゃったからね。幸運なことに、今朝の問題は僕を苦しめることもリズムを崩すこともなかったから、僕はただゴールに車を持っていくだけだったよ」
「メカニックは本当に良い仕事をしたよ。すごく短い時間で問題を見つけて、5位でゴールできる車を与えてくれたんだからね。厳しい週末になったけど、最後のスティントでのペースがさほど悪くなかったのがポジティブな要素だね。レース終盤に向けては、慎重にコーナーに侵入するようにして車を安全に走らせるようにした。僕らはチャンスを最大限に活かせたと思う。バルセロナではアップグレードがあるし、うまくいけば上位争いができるだろうから楽しみにしてるんだ。去年のレースを思えば、バルセロナは僕にとってすごく特別なサーキットなんだ（去年レッドブルに移籍し初優勝したサーキット）。その場所に戻って何ができるか楽しみだよ」
2017年ロシアGPの詳しい模様については「F1ロシアGP《決勝》結果とダイジェスト」を参照されたい。
