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モナコ初日”3強”のトロ・ロッソ、スペインで投入したアップデートの本領発揮 / 2017年F1モナコGP初日コメント

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17年のF1モナコGPの初日のヘッドラインはトロ・ロッソのパフォーマンスだろう。特にダニール・クビアトのラップは見る者を興奮させるものだった。午前の1回目のフリー走行では、全車がウルトラソフトでタイムを計測する中、トロ・ロッソ勢のみがスーパーソフトで走行を重ねた。にも関わらずクビアトは6番手、カルロス・サインツは9番手につけてみせた。

続く午後のセッションでは満を持してウルトラソフトを投入、一時はトロ・ロッソの2台がワンツーを占拠、クビアトはF1モナコ史上最速タイムをマークしたドライバーであった。最終的にレッドブルとフェラーリに先行されたものの、クビアトは4番手、サインツは5番手で木曜の練習走行を終えている。

テクニカルディレクターのジェームズ・キーによれば、バルセロナで投入したアップデートの理解を深めたことが、今日の躍進の一役を担っていると言う。

「素晴らしく生産的な1日になったと思います。大量のアップデートを持ち込んだバルセロナでは問題が発生してしまったので、マシンバランスを改善させるために理解を深めてきました。両ドライバーともFP1でまずます満足していましたので、FP2に向けては微調整のみで臨みました」

前戦スペインGPでは効果的に作動させることのできなかった新しいパッケージが、ここモナコでその実力を発揮してきたようだ。FP2で失速した王者メルセデスが土曜・日曜に這い上がってくるのは間違いないだろうが、それを差し引いても、今年のモナコでのトロ・ロッソには注目するだけの価値がある。

トロ・ロッソ:モナコGP初日を終えて

ダニール・クビアトFP1: 6位, FP2: 4位

「生産的な一日になったよ。今日はたくさん周回を重ねたし、全てのラップが良い感じだったんだ。土曜日に向けての有益なデータをたくさん集めることができた。マシンのバランスに満足しているし、今の時点でかなり競争力がありそうなのは良いニュースだよ。この後も今の勢いを維持して、予選と決勝に向けてマシンを準備していかなきゃね」

カルロス・サインツFP1: 9位, FP2: 5位

「初日にやるべき事は全部できたと思うよ。ちょっとずつスピードを上げていって、マシンに対して自信を持てるように色々試したんだ。現時点ではすべてに大満足だよ。まあ当然、木曜日から土曜日の間に色んな事が変わるかもしれないけどね。今日の結果に浮かれちゃいないけど、良いスタートになったのは間違いないよ。残りの週末が楽しみだ!」


2017年第6戦F1モナコGP初日の詳細については、F1モナコGP《FP1》結果と、F1モナコGP《FP2》結果をそれぞれ参照されたい。

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