F1メキシコGP2016《決勝》順位とダイジェストcopyright formula1-data.com

F1メキシコGP2016《決勝》順位とダイジェスト

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結果如何ではチャンピオン決定の可能性を内包した2016年メキシコGP決勝レース。順位裁定が二度も覆るなど後味の悪さを残してしまったが、メルセデスのルイス・ハミルトンがメキシコGP初優勝を飾ることになり、ワールドチャンピオン争いは次戦以降に持ち越しに。2位にはチームメイトのニコ・ロズベルグ、3位には一悶着(?)あったもののフェラーリのセバスチャン・ベッテルが久々の表彰台入りとなったあった末にレッドブルのダニエル・リカルドという結果になった。(順位裁定問題はページ下部を参照)

周回数
71/71
気温
22℃
路面温度
47℃

2016年メキシコGP表彰台
©@MercedesAMGF1

決勝レースダイジェスト

FP1からかなり肌寒いセッションが続いていた2016年メキシコGPだったが、決勝スタート時は気温20℃路面温度45℃まで上昇。難しいタイヤ戦略を迫られる展開に。

890mもの距離があるスタート後の注目の1コーナー、案の定幾つかの接触があり1週目からVSCが入る展開に。ハミルトンはオーバースピードで1コーナーを突っ切り、ウェーレインはここでリタイヤ。アロンソはサインツにスペースを潰されあわやクラッシュの危機というところを流石のドライビングテクニックで切り抜ける。この瞬間を狙ってリカルド、パーマー、エリクソンはピットイン。1ストップを狙いに行く。

2016年メキシコGP決勝スタート直後にウェーレインはリタイヤ
©@F1

15周を過ぎたあたりで各マシンが続々ピットイン。多くがミディアムタイヤに履き替える中、フェラーリのセバスチャン・ベッテルはスタート時のソフトでハイペースを刻みながら30周以上を走りきり、突如表彰台候補に躍り出る。

2016年メキシコGP決勝でのフェラーリピットストップ
©@ScuderiaFerrari

全車1回目のピットストップを終えるとオーバーテイクが困難なサーキットの宿命か、表面的に派手さのない単調な展開に。そんな中バルテリ・ボッタスがスピードラップ372.54kmを記録しその単調さをすぐさま闇に葬り去る。

リカルド、アロンソ、マグヌッセンなど一部のドライバーは起死回生の展開を狙って2度めのタイヤ交換を実施。結果的に2ストップ戦略組はうまく機能せず、若干順位を落とす。

ゲームが大きく動いたのは残り6週をきった65周目位から。2度目のピットストップでソフトタイヤに履き替えたリカルドがベッテルを、そのベッテルは自身よりも10周以上古いタイヤを履くフェルスタッペンをそれぞれ猛追。この時の順位は3位フェルスタッペン、4位ベッテル、5位リカルドの順。まずはベッテルがフェルスタッペンを射程圏内に捕らえる。

1コーナーでベッテルからオーバーテイクを仕掛えられたフェルスタッペンはそのままオーバーラン、これによってアドバンテージを得てしまったことでチームからは「順位を戻せ(ベッテルに道を譲れ)」との指示。フェルスタッペンはこれに応じずそののまま走行。これに対し堪忍袋の緒が切れたベッテルが無線で抗議抗議抗議! それもそのはず、フェルスタッペンに前を塞がれてしまっては、後ろから迫りくるリカルドの餌食になるのは時間の問題。何とかリカルドの猛攻を耐えしのぐも、このままの順序でフィニッシュラインへ。

2016年メキシコGP/ベッテルに並びかけるリカルド
©@F1

誰の目にも明らかな程(?)に、アドバンテージを得ていたフェルスタッペンがこのまま3位表彰台か?と思われたが、セレモニー控室で汗を拭っていたフェルスタッペンに5秒ペナルティが発動。これにより5位に後退しベッテルが3位に繰り上がることになった。

2016年メキシコGP/セレモニー控室でペナルティを受け表彰台を逃すフェルスタッペン
©@SkyF1Insider

レース終了後…

ベッテルとリカルドがスチュワードに呼び出され改めて審議が行われたところ、道を譲らないフェルスタッペンに前を塞がれたベッテルが、4コーナーでのブレーキング時にリカルドに仕掛けられ、ブレーキを掛け始めた後にベッテルが進路変更したとのことで10秒ペナルティに。結果3位リカルド、4位フェルスタッペン、5位ベッテルと裁定が覆った。

決勝順位とタイム

各ドライバー毎の順位とラップタイムは以下の通り。

Pos No Driver Team Laps Time Pts
1 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 71 1:40:31.402 25
2 6 ニコ・ロズベルグ メルセデス 71 +8.354 18
3 3 ダニエル・リカルド レッドブル・タグホイヤー 71 +20.858 15
4 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー 71 +21.323 12
5 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 71 +27.313 10
6 7 キミ・ライコネン フェラーリ 71 +49.376 8
7 27 ニコ・ヒュルケンベルグ フォースインディア・メルセデス 71 +58.891 6
8 77 バルテリ・ボッタス ウィリアムズ・メルセデス 71 +65.612 4
9 19 フェリペ・マッサ ウィリアムズ・メルセデス 71 +76.206 2
10 11 セルジオ・ペレス フォースインディア・メルセデス 71 +76.798 1
11 9 マーカス・エリクソン ザウバー・フェラーリ 70 +1 lap 0
12 22 ジェンソン・バトン マクラーレン・ホンダ 70 +1 lap 0
13 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン・ホンダ 70 +1 lap 0
14 30 ジョリオン・パーマー ルノー 70 +1 lap 0
15 12 フェリペ・ナスル ザウバー・フェラーリ 70 +1 lap 0
16 55 カルロス・サインツ トロロッソ・フェラーリ 70 +1 lap 0
17 20 ケビン・マグヌッセン ルノー 70 +1 lap 0
18 26 ダニール・クビアト トロロッソ・フェラーリ 70 +1 lap 0
19 21 エステバン・グティエレス ハース・フェラーリ 70 +1 lap 0
20 8 ロマン・グロージャン ハース・フェラーリ 70 +1 lap 0
21 31 エステバン・オコン マノー・メルセデス 69 +2 laps 0
NC 94 パスカル・ウェーレイン マノー・メルセデス 0 DNF 0

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