マクラーレン・ホンダ、ゲーム優勝者を公式シミュレータ・ドライバーとして採用すると発表copyright McLarenF1

マクラーレン・ホンダ、ゲーム優勝者を公式シミュレータ・ドライバーとして採用すると発表

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5月5日、マクラーレン・ホンダは世界で最も優れたシミュレーション・レーシング・ゲーマーを求めてゲーム大会を開催すると発表した。この大会の優勝者には、F1に参戦しているマクラーレン・ホンダの公式シミュレータ・ドライバーとして、1年間の契約のチャンスが与えられる。

今季、テクノロジー企業のロジクール(logotech)を新しいスポンサーに迎え入れたマクラーレン・ホンダは、同企業及びGTアカデミーと共同でeゲームコンテストを実施する。コンテストは様々なゲームプラットフォーム上で行われる。勝者は、マクラーレン・テクノロジー・センター及びF1カレンダー上の世界中のサーキットにおいて、フェルナンド・アロンソやストフェル・バンドーンが使用するシミュレーション機器の改善と開発を行う。

競技の模様はYoutube及びマクラーレン・ホンダのSNSアカウントを通じて世界中から視聴可能。F1の専門家とプロゲーマーによって6名が選出され、今年の夏に開かれるオンライン予選でさらに4名が選ばれる。この10名は、秋にマクラーレン・テクノロジー・センターで開かれるグランド・フィナーレに参加し、異なるプラットフォーム上の幾つかのゲームタイトルで戦い合う。審査員はエンジニアリングの専門知識、チームワーク、精神的・身体的素質を評価する。

ザク・ブラウン「冗談ではなく本気」

マクラーレン・テクノロジー・グループのエグゼクティブ・ディレクターを務めるザク・ブラウンは、マクラーレン・ホンダは真に優れた人材を求めており、このコンテストに対して本気だと語る。

「これはゲーム業界だけでなくマクラーレンやモータースポーツ業界の全員にとって実にエキサイティングな機会です。我々は長い間オンラインスポーツゲームの成長を目の当たりにしてきましたが、現実世界と仮想世界との間の類似点はこれまでにないほど近づいてきています。今回の発表は、ユニークでエキサイティングな提案を行う絶好のタイミングと言えるでしょう。以前にはなかった方法でレースとゲームの世界を結ぶものなのです。マクラーレンは、パートナーであるLogitech、Sparco、GIVEMESPORTとともに、急成長するeスポーツの世界に挑戦する最初のブランドになることを誇りに思います」

「世界最速のゲーマーは、最高のバーチャルレーサーであることを世界に示すことになるでしょう。競技は単一のプラットフォーム・ゲームに限定されません。私たちは、競技者の参加ハードルを低く設定したいと考えていますので、モバイルゲームやハイエンドのシミュレータプラットフォームなど、世界中のゲームコミュニティを歓迎しています」

「ゲームの勝者は、マクラーレンのチームにとって極めて重要な役割を果たすことになります。私たちは、2つのシミュレータプラットフォーム間でのさらなるサポートを心から必要としています。競争と選定プロセスが厳しく容赦ないものであるのはそのためなのです」

高まるeスポーツ熱

eスポーツとは、エレクトロニック・スポーツ(英: electronic sports)の略であり、何人ものプレイヤーで闘われるコンピュータゲーム競技の総称だ。競技人口は世界全体で6,000万人を越すとも言われ、年収1億円を稼ぐプロゲーマーも存在している。日本国内に限っても、野良連合、CoolBoys等のプロチームが存在しており、米国では野球とアイスホッケーに並ぶほどの人気を博し、ハリウッドを上回る市場を形成している。

アロンソのインディ500参戦に引き続き、エモーショナルな話題を発表したマクラーレン・ホンダ。世界で最も大きなモータースポーツ広告代理店の一つであるJMIの創業者であるザク・ブラウンの本領発揮と言えよう。