ザウバーのユニフォームを身にまとったシャルル・ルクレール
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ザウバーF1、跳ね馬のシャルル・ルクレールをフリー走行で起用と発表。来季のF1シートは確実か?

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ザウバーF1チームは、フェラーリの育成ドライバーにして今年F2選手権をリードするシャルル・ルクレール(19歳)を、今季残りのフリー走行で起用すると発表した。ルクレールは、2017年シーズンの残りのグランプリの内4つのグランプリの練習走行で、ザウバーC36のステアリングを握る事になる。

ルクレールが出走するのは、マレーシア、アメリカ、メキシコ、ブラジルの4レース。次戦F1マレーシアGPでは、レギュラードライバーのマーカス・エリクソンがガレージ待機となる。なお、FP2以降はエリクソンが出走する。

ルクレールは、ハンガリーGP後に行われたインシーズンテスト初日にフェラーリから参加、全12名のドライバーを抑え最速タイムを記録した。来季よりホンダエンジンを搭載する予定だったザウバーは、マクラーレン製ギアボックスの安定供給への懸念からホンダとの契約を解消、2018年もフェラーリからパワーユニット供給を受ける事が決定している。

ザウバーの活動資金の多くはエリクソンの支援者であるロングボウ・ファイナンスが負担しているとされ、正式発表はないものの、エリクソンの来季残留は確実視されている。その一方で、メルセデス系のドライバーであるパスカル・ウェーレインは、フェラーリ系のルクレールに押し出される形で、今季限りでシートを失う公算が高まっている。

シャルル・ルクレール略歴

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