2017年ルマン24《結果》トヨタ悲願叶わず2台がリタイヤ…ポルシェ19回目の制覇copyright Toyota_Hybrid

2017年ルマン24《結果》トヨタ悲願叶わず2台がリタイヤ…ポルシェ19回目の制覇

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昨年残り3分の所で初優勝を逃し、逆襲に燃え望んだトヨタ・ガズーレーシング(TOYOTA GAZOO Racing)であったが、またもやルマンの神はトヨタを退けた。

2017年第85回ル・マン24時間レースを制したのは、ポルシェLMPチーム2号車(アール・バンバー/ティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレー)という結果だった。ポルシェ919Hybrid 2号車は、レース序盤の3時間40分にフロントアクスルの故障によって1時間に及ぶガレージインを強いられていたものの、ライバル勢の相次ぐ戦線離脱によって逆転勝利を果たした。

クラス・総合共に1位に輝いたポルシェは、これでルマン通算19回目の優勝を果たし、同チームが持つ最多優勝記録を更新した。ベルンハルトとバンバーにとっては2度目の勝利、ハートレーにとっては初のルマン勝利となった。

トヨタの歴史的勝利はお預けに…

予選フロントローを獲得し3台体制で挑んだトヨタ・ガズーレーシングは、7号車と9号車をトラブルで失い、生き残った8号車(中嶋一貴/アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ)がクラス2位、総合8位という結果に終わった。8号車もまたポルシェ同様に、現地深夜にマシントラブルで数時間に渡りピットに留まる事を余儀なくされていた。

開始10時間、7号車(小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ステファン・サラザン)はトップ走行中にクラッチトラブルで、その数分後、9号車(ニコラス・ラピエール/国本雄資/ホセ・マリア・ロペス)は他車との接触によって左リアタイヤをパンクさせ共に完走することなくレースを終えた。

フランスのサルト県ル・マン市郊外にあるサルト・サーキットは、週末を通して一度も雨を降らせることなく、今年のル・マンは暑く厳しいレースとなった。

LMP2クラスは、347周目まで総合1位を走行していたジャッキー・チェンDCレーシング38号車(ホーピン・タン/トマ・ロラン/オリバー・ジャービス)が優勝、高性能市販車をベースにしたLM GTE-Proクラスの勝者は、アストンマーチン・レーシング97号車(リッチー・スタナウェイ/ジョナサン・アダム/ダニエル・セラ)、アマチュアクラスのLM GTE-Amは、JMWモータースポーツ84号車(ロバート・スミス/ウィル・スティーブンス/ドリス・ヴァンソール)が制した。

LMP1クラスの計7台のマシンはすべてマシントラブルに見舞われ、技術開発競争の激しさを匂わせる過酷な耐久レースとなった。

LMP1クラス順位結果とタイム

Pos. Team Driver Laps Gap
1 ポルシェLMPチーム #2 ティモ・ベルンハルト
アール・バンバー
ブレンドン・ハートレイ
367
2 トヨタ・ガズーレーシング #8 セバスチャン・ブエミ
アンソニー・デビッドソン
中嶋一貴
358 9Laps
リタイヤ ポルシェLMPチーム #1 ニール・ヤニ
アンドレ・ロッテラー
ニック・タンディー
318 49Laps
リタイヤ トヨタ・ガズーレーシング #9 ニコラ・ラピエール
国本雄資
ホセ・マリア・ロペス
160 207Laps
リタイヤ トヨタ・ガズーレーシング #7 マイク・コンウェイ
小林可夢偉
ステファン・サラザン
154 213Laps

レース後、開発部門を統括する村田久武は「自分たちは優勝するまで諦めることは絶対しません」と語り、来季のルマン参戦を明言した。