F1デビューの期待背負う松下信治、ハンガリーテストでF1フリー走行参加資格を取得copyright SauberF1Team

F1デビューの期待背負う松下信治、ハンガリーテストでF1フリー走行参加資格を取得

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日本の松下信治(まつした のぶはる)は、8月2日(火)のF1ハンガリーテスト2日目にザウバーから出走、スーパーソフトタイヤで1分21秒998のタイムを記録し、参加13人中13位という結果に終わった。121周、距離にして約532kmを走破した松下は、F1グランプリのフリー走行参加の要件である300kmをクリア、フリー走行限定ライセンス発行の権利を得た。

グランプリの参加には”F1スーパライセンス”と呼ばれる資格が必要となるが、F1マシンで最低300kmを走行する事を条件に、フリー走行のみの参加資格を得られる限定ライセンスなるものが存在する。ザウバーC36フェラーリをドライブした松下は、この日がF1マシン初走行であった。

午前は空力テスト、午後はメカニカルテストで構成された今日のプログラム、7月30日に同じハンガロリンクで行われたF2第7戦ハンガリーの決勝レース2を制した松下は、マシンを壊すこともなく着実にプログラムを消化した。

「すごく楽しい1日になりました。今日は全部で121周を走りましたが、一日の間にフォーミュラカーでこんなにも多くの距離を走ったのは初めての経験です。普段乗っているF2マシンを比べると、とんでもない位ダウンフォースがあって素晴らしい感触でした。こんなにもブレーキを遅らせてコーナーに入っていけるなんて衝撃的ですね」

「チーム内のプロセスは非常に高いレベルでしたので、今日は多くの事を学ぶことが出来ました。今回のテストに参加できた事を心からうれしく思っています」

今回の松下のテスト起用は、来季予定されていたザウバー・ホンダの技術提携の一環とみられるが、松下のテスト参加発表後、両者は袂を分かつ事になった。松下が2018年にザウバーからF1デビューを果たす可能性は消え去ったが、フリー走行ライセンスの取得権利は無難に確保した。

フェラーリエンジンを継続する事を発表したザウバーは、フェラーリの育成ドライバーであるシャルル・ルクレールを2018年にレースドライバーとして迎え入れるとの憶測が高まっている。松下と同じF2に参戦しているルクレールは、圧倒的な強さでタイトル争いをリード、フェラーリから参加した1日目のテストでは最速タイムをマークしている。

F1ハンガリーテスト《2日目》順位結果