29日(土)18時から行われたF1ハンガリーGP3回目のフリー走行、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが1分17秒017を記録、13年ぶりにコースレコードを更新した。2番手にキミ・ライコネンが続いたことで、フェラーリ勢は1-2体制で予選に臨むことになる。

メルセデス勢は、3番手と5番手にバルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトンが続いたものの、フェラーリ勢とのタイム差はボッタスが0.8秒、ハミルトンに至っては1.2秒近くにも広がった。三つ巴の戦いを期待するレッドブル勢は、マックス・フェルスタッペン4番手、ダニエル・リカルドは8番手と奮わなかった。

マクラーレン・ホンダ勢は初日からの勢いが本物である事を証明、ストフェル・バンドーンがハミルトンの0.2秒差の6番手、フェルナンド・アロンソが9番手に食い込み、初日練習走行に引き続き2台がトップ10圏内に入った。

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初日最速のリカルドにトラブル発生

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セッション開始35分、4番手タイムを記録した直後のダニエル・リカルドは、5速でスタックしマシンがシャットダウン、コース上にマシンを停めた。チーム無線によれば、ダッシュボード表示が全て落ちたとのこと、電気系統の問題かギアボックスの問題かのいずれかではないかと考えられる。

仮にギアボックスの交換が強いられる場合、リカルドは決勝を5グリッド降格のポジションからスタートする事になる。初日セッションで最速をマークしたリカルドに暗雲が立ち込めた。

マッサ体調不良により、ディ・レスタと交代？

グランプリ初日から体調不良が伝えられていたフェリペ・マッサが、12周を走り終えた後、セッション途中でマシンを降りた。同チームのサードドライバーであり、英Skyスポーツの解説を務めている元F1ドライバーのポール・ディ・レスタは、急遽ウィリアムズF1チームに招集され、エンジニアリング室へと向かった。

パディー・ロウとクレア・ウィリアムズら首脳陣は迅速に決定を下すという。マッサの体調不良の原因は明らかにされていない。

レース結果を大きく左右するF1ハンガリーGP予選は、この後21時からハンガロリンクにて行われる。

2017年F1第11戦ハンガリーGPフリー走行3（FP3）リザルト

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