長谷川祐介
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ダブルQ3進出のホンダF1「好スタートで更なる順位アップに期待」F1ハンガリーGP 2017《予選》

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ハンガリーGP予選を振り返ったホンダF1の長谷川祐介は、まだ上位3チームとの力の差は歴然としているものの、ハンガロリンクでのMCL32のパフォーマンスはかなり良いと語り、決勝での更なる順位アップに期待を寄せた。

今シーズン初めてとなる2台揃っての予選Q3進出を果たしたマクラーレン・ホンダ。29日土曜のF1ハンガリーGP予選で、フェルナンド・アロンソが8番手、ストフェル・バンドーンが9番手タイムをマークした。

残念ながら直近のライバルであるルノーのニコ・ヒュルケンベルグには一歩及ばなかったものの、当のヒュルケンベルグはギアボックス交換によってホンダ勢の後方にポジションダウンする。結果アロンソは7番グリッド、バンドーンは8番グリッドからのスタートとなり、前を塞ぐのはレッドブルの2台となる。

モンテカルロ市街地コースと同じく、ハンガロリンクはオーバーテイクが難しいサーキットとして知られる。仮に決勝で好スタートを決めることさえ出来れば、前方のレッドブル勢を追い抜き、その後その順位をキープできる可能性もないではない。長谷川はこのシナリオに期待を寄せる。

F1ハンガリーGP予選を終えて

長谷川祐介ホンダF1プロジェクト総責任者

今日のハンガリーGP予選は、マクラーレン・ホンダにとって今季のベストリザルトとなりました。2台のマシンがQ3に駒を進め、明日の決勝ではトップ3チームに次ぐポジションからスタートすることになります。ハンガロリンクが我々のマシンに合っているのは分かってたとは言え、この結果は前向きなステップですし、チームは予選戦略において素晴らしい仕事をしてくれました。

フェルナンドとストフェルは昨日のマシンに良い感触を持っていましたが、チームは予選に向けて今朝のフリー走行でさらにセットアップを煮詰めていきました。そして午後の予選では、2台のマシンがフロントランナー達に迫る共に素晴らしい走りを披露してくれました。

今日の結果は、ドライバーと改良されたパワーユニット、そしてチームが持ち込んだエアロパッケージの賜物です。上手く行けば、シーズン後半戦が始まる夏休み前に、チーム全体が勢いづく事になるでしょう。

パフォーマンスでまだ差をつけられているのは分かっていますが、ここではかなり競争力があるとも考えています。ハンガロリンクはオーバーテイクが難しいサーキットです。良いスタートを切って順位を上げるチャンスを掴めると良いですね。明日のハンガリーGP決勝が、今シーズンのベストレースになる事を願っています。


2017年第11戦F1ハンガリーGPの日程・結果・ニュース・サーキットガイドなどの情報については、F1ハンガリーGP特設ページを参照されたい。

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