長谷川祐介とエリック・ブーリエ
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慎重な姿勢を見せるマクラーレン「最大を引き出すにはまだ多くの作業が必要」F1ハンガリーGP 2017《初日》

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28日(金)のF1ハンガリーGPの2回のフリー走行を、共に入賞圏内のトップ10に食い込んだマクラーレン・ホンダ。好調な出だしを見せたにも関わらず、マクラーレン・レーシングのエリック・ブーリエは、マシンパッケージを最大化するにはまだ多くの作業が必要、と語り慎重な姿勢を見せた。

午後に行われたFP2ではフェルナンド・アロンソが31周を計上したのに対し、ストフェル・バンドーンはMGU-Hの問題によって18周の走行に留まっている。結果こそ上々なれど、予め計画された走行プログラムを消化出来なかったために、マシンのセッティングにはまだ改善の余地が大きいようだ。

F1ハンガリーGP初日を終えて

エリック・ブーリエレーシングディレクター

2回のセッションで両方のマシンがトップ10圏内でフィニッシュしてくれました。このような形で1日を終えられて満足しています。フェルナンドとストフェルは、1周毎に互いに匹敵する一貫した素晴らしいペースを見せてくれました。セッションでは数多くの赤旗が出てしまったため、改善するのは難しい状況でした。

ストフェルの今日の走りは特に印象的でしたね。彼のパフォーマンスは、過去数回のレースでの着実な進歩を明確に示しています。午後のセッションではMGU-Hの問題が出てしまい、走行時間が短くなってしまったのは残念でした。とは言え、これは使い古し、走行距離の限界が近づいたものでしたし、当初からこの週末の残りのセッションで使われる予定のものではありませんでした。影響はありません。

今回のグランプリで我々マクラーレン・ホンダはポジティブなスタートを切ることができましたが、マシンパッケージから最大限を引き出すためには、まだまだ多くの作業が残っていることに留意しなければなりません。


2017年第11戦F1ハンガリーGPの日程・結果・ニュース・サーキットガイドなどの情報については、F1ハンガリーGP特設ページを参照されたい。

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