2017中国GPで3位表彰台に上がったフェルスタッペン
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フェルスタッペン – 16位から3位へ「レッドブルはドライでは表彰台に上がれない」2017年F1中国GP決勝後コメント

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16番手スタートから3位表彰台を獲得したレッドブルのマックス・フェルスタッペン。この活躍により、フェルスタッペンは中国GPのドライバー・オブ・ザ・デイに輝いている。過去10位圏外スタートから表彰台に上がったのはマーク・ウェバーのだた一人のみ。この時も16位スタートの3位表彰台であった。F1中国GP決勝レースを振り返ってフェルスタッペンがコメントを発表した。

フェルスタッペン:F1中国GP決勝レース後コメント

マックス・フェルスタッペン
決勝:3位, 予選:16位

「最高のレースだったよ。今朝起きた時は表彰台なんて夢にも思ってなかったんだから。最初の1周目で9台のマシンを追い抜いたんだけど、これが良かったね。不安定なコンディションのおかげで最速でマシンをパスできたんだ。ドライコンディションなら厳しい戦いになるのは分かってたから、ウェットコンディションだったのは重要だったよ。僕はいつもウェットでのレースを楽しんでいるけど、レース序盤でこれを最大限に活かすことが出来たね。11周目には7位まで上がったと思うんだけど、これが力強い結果に繋がったんだ」

「昨日の予選ではあまり走れてないから、レース終盤に向けてマシンバランスがどういう風に変化するか少し不安だったんだ。昨日に比べると気温もかなり低かったからね。結構アンダーステア​​が出てたんだけど、何とかマシンをねじ伏せて3位を守ることができたよ。レース終盤にはダニエルが2秒以内に迫ってきたし、マシンバランスの問題もあって走るのはすごく大変だったよ。ブルーフラッグが出されてたのに、前の車を全然抜けなくてね、これちゃんと検証しないとダメだよね」

タイヤをロックアップさせてしまったフェルスタッペン
©F1 タイヤをロックさせてベッテルに抜かれたフェルスタッペン

「終盤のダニエルとのバトルは、マシンを運転するのも大変な状態だったから厳しかったよ。良いバトルができて満足してる。チームにとっても見ている人達にとってもいいレースだったのは間違いないよね。ドライコンディションでの僕らの純粋なペースは、まだ表彰台を取れるレベルにないと思うけど、今日はすべてのことが間違いなく最高だったよ」


今回の表彰台は雨だったからこそ、ドライコンディションではメルセデスとフェラーリには太刀打ちできない、フェルスタッペンは現時点でレッドブルはトップ2チームに割って入ることはできないとの認識を示した。2017年中国GPの詳しい模様と結果については「F1中国GP《決勝》結果とダイジェスト」を参照いただきたい。

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