キミ・ライコネン
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37歳 古豪キミ・ライコネン「悪い結果も受け入れるべき」F1カナダGP 2017《決勝》

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日本時間12日未明に行われたF1カナダGP、4番グリッドからレースをスタートしたライコネンは、オープニングラップで順位を落とし、厳しいレースを強いられた。チームはプランBに変更し、ライコネンに新品タイヤ履かせる2ストップ戦略を敢行、これが功を奏し劇的なペースで追い上げを図ったライコネンであったが、残り10周のところでブレーキトラブルを抱え失速、予選順位から3つポジションを落とす7番手に終わった。

自らのミスもありながらも不遇な戦いが続いているライコネン、傍から見ればその心中や怒り心頭なのではないかと思うところだが、今季グリッド最年長の37歳大ベテランのフィンランド人は「こういう事はしばしば起こるモノ。悪い結果も受け入れて前に進むべき」と語り、クールなアイスマンの健在を知らしめる。

ライコネン:F1カナダGP決勝を終えて

キミ・ライコネン決勝: 7位, 予選: 4位

スタートでラインを外してしまいホイールスピンしてしまったんだ。これで幾らか順位を失ってしまったよ。この時点でレースは簡単にはいかなくなった。最初の数周はきつかったし、追い抜くのは難しかった。僕らは、速さを得るために新品タイヤを使った2ストップ戦略に切り替える事に決めたんだ。これによってかなり良いペースを取り戻して、前の連中とのギャップを詰めていったまでは良かった。

ツイてないことに、ブレーキに問題を抱えてしまって、得たばかりのスピードを活かすことができなくなってしまったよ。ラスト10周は、ほどんとブレーキなしに走っているような感じだった。残念だけど、マシンを持って帰って幾らかポイントを稼ぐことができた。チームにとって簡単な1日とはならなかったけど、こういう事はしばしば起こるものさ。悪い1日であっても、それを受け入れて前に進まないとね。


2017年第7戦F1カナダGP決勝の詳細については、決勝結果とダイジェストを参照されたい。

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