フェルナンド・アロンソ
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12番グリッドのアロンソ「パワー不足だが、競争力はかなり高い」F1カナダGP 2017《予選後》

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0.111秒差で予選Q3進出を逃し12番手に終わったマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソ。エンジンパワーが要求されるジル・ビルヌーブ・サーキットにおいて、アロンソはトップ10まであと少しという健闘を見せた。ホンダ製F1エンジンは、他のライバルエンジンに比べて出力が劣るとされる。

予選を終えたアロンソは、12番グリッド以上の結果は望めなかったと語り、マシンパフォーマンスに満足していると語る。1周4,361m、最大高低差5mのストップ・アンド・ゴー・サーキットでの決勝では、幾らか燃料をセーブしての走行が強いられると予想も、ある種の期待感を露わにした。

チームの首脳陣も決勝でのポイント獲得に期待を寄せる。ホンダF1のボスは「ポイントを獲得できるだけの十分な速さがある」と踏み込んだ発言をしている。

アロンソ:F1カナダGP予選を終えて

フェルナンド・アロンソ予選: 12位/1:13.693, FP3: 12位/1:13.885

今日の予選結果は望み得る最大限のものだったと思うし、パフォーマンスには満足してるよ。パワー不足を考えれば、予想してたよりもちょっと速かったね。12番グリッドからのスタートは理想的ではないけど、ポールタイムとの差を考慮すれば、僕らはかなり競争力があると言えるんじゃないかな。確かにもっと前のポジションの方が良いけど、クリーンで良いラップを刻んだことで、ポテンシャルを最大限に引き出せたんじゃないかと思ってる。

これまでのところ、マシンの感触はかなり良いんだ。走っていて楽しいし、グリップレベルはかなり高い。タイヤを温めるのは難しいけど一貫してグリップがあったし、攻めの走りができたよ。決勝は面白くなるんじゃないかな。

明日のレースでは、いつもの様にパフォーマンスと信頼性がカギを握る事になるだろうね。幾らか燃料セーブが必要になるし、エンジンの冷却にも気をつかわなきゃならないから、簡単ではないよ。まずはレースを完走することが大事。その上で、もしポイント圏内にいることが出来れば最高だろうね。


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