マクラーレンのチーム代表を務めるエリック・ブーリエは、マクラーレン・ホンダがポイントを獲得できるチャンスはまだ十分に残されており、シーズン後半戦ではこれまで以上に入賞圏内でレースを終える事ができると主張する。

2017年シーズンのF1も残りあと9戦。シーズン前テストの段階で大きく躓いたホンダエンジンのために、前半戦では不甲斐ない成績に甘んじることを余儀なくされていたが、7月末のハンガリーGPではアロンソとバンドーンが揃って今季初のダブル入賞を果たし、伝説の名を冠するイギリスと日本の合同チームは復活の狼煙を上げつつある。

今週末に開催される第12戦F1ベルギーGPに先立って、ブーリエがその抱負を語った。

マクラーレン：F1ベルギーGPに向けて

エリック・ブーリエレーシングディレクター

夏休み明けのレースはいつも良い気分で迎える事ができます。誰もがエネルギーを充電し、愛する人と過ごす貴重な時間を得る事ができました。我々は再びレースの場に向かうことになります。スパ・フランコルシャンはチームにとって特別なレースの場であり、今年のベルギーGPはいつも以上に激しいものになる事でしょう。

ベルギーGPはストフェルにとって母国レースとなります。彼はF1ドライバーとして初めて彼自身が大好きなサーキットでのレースに挑むことになります。スパはマクラーレンの創業者である故ブルース・マクラーレンが、1968年に初めてのグランプリ優勝を果たした場所です。8月30日はブルースの生誕80周年の特別な節目であるため、日曜の決勝レースでは彼が遺した素晴らしい軌跡を称えることになるでしょう。

前半戦は成績の浮き沈みに耐え忍んできましたが、我々はシーズン終了時の目標をきちんと見据えています。まだ9回のレースが残されており、舞台裏で繰り広げられている懸命な努力の成果を証明するチャンスがまだたくさんあります。シーズンは長く、選手権ポイントを獲得できるチャンスは十分にあるのです。熱狂的なベルギーのファンに楽しんでもらえるようなレースになる事を願っています。

2017年第12戦ベルギーグランプリの日程・結果・ニュース・サーキットガイドなどの情報については、F1ベルギーGP特設ページを参照されたい。1回目のフリー走行は日本時間8月25日(金)17時から始まる。

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