エリック・ブーリエ
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マクラーレン「2人は模範的なチームメイト、近々アロンソが借りを返す」F1ベルギーGP 2017《予選後》

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マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンの助け合いを引き合いに出し、2人は模範的なチームメイトであり誇りに思うとのコメントを発表した。

第12戦F1ベルギーGPの予選では、エンジン交換によって最後尾スタートを強いられるバンドーンが、自らのスリップストリームを使って牽引することで、アロンソの予選Q3ラウンド進出を手助けしていた。アロンソのマシンに回生エネルギー切れのトラブルが出てしまった事で、結果的にバンドーンの努力が実を結ぶ事はなかった。

次戦イタリアGPでエンジン交換が行われる見込みのアロンソは、次は自分がバンドーンを助ける番になると明らかにしている。アロンソはモンツァ・サーキットを最後尾からスタートする事になる見通しだ。

F1ベルギーGP予選を終えて

エリック・ブーリエバンドーンは自らを犠牲にした

今日は難しい形で1日が始まってしまいましたが、チームはとてつもない力とスピリットを示してみせました。ガレージで絶え間なく作業に取り組んでいる全てのスタッフ達の努力を嬉しく思うとともに、誇りに感じています。彼らは明日の決勝のために、ポテンシャルを最適化して完璧な作戦を実行してくれました。

昨夜ストフェルのパワーユニットにいくつかの問題が発見された為、別のPUへの交換を決断しました。これによって、母国GPの彼に更なるグリッドペナルティーが科せられる事になります。ストフェル担当のメカニック達は、FP3に間に合うように休むことなく作業しました。彼らの頑張りを讃え感謝したいと思います。

ストフェルとフェルナンドにもお礼を言わねばなりません。予選で模範的なチームメイトである事を示し、自らの責務を果たしてくれました。Q1ではトウを使ってお互いを牽引しあい助け合う事で、2台揃ってQ2に進出する事ができた。Q2では、最後尾スタートのストフェルがフェルナンドをさらに手助けするため、自らを犠牲にして素晴らしい仕事をしてくれました。近いうちに、次はフェルナンドがその借りを返すでしょう。

チームがガレージでの作業時間制限を超えて見事なチームワークをみせてくれていただけに、フェルナンドがQ3進出を逃したことは残念でした。あと少しのところで最終アタックの最後にデプロイメントの問題が発生し、ラップタイムを更新する事ができませんでした。とは言え、11番手はそれほど悪いポジションではありませんし、明日のレース戦略の選択肢に余裕ができます。

明日は厳しいレースになると思いますが、全力で作業に取り組み、運と気まぐれな天気を味方につけて、ベルギーのファンの方々のためにも素晴らしいレースが披露できればと思っています。


2017年第12戦ベルギーグランプリの日程・結果・ニュース・サーキットガイドなどの情報については、F1ベルギーGP特設ページを参照されたい。決勝は日本時間8月27日(日)21時からスパ・フランコルシャンで行われる。現時点ではドライコンディションが予想されている。

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