マックス・フェルスタッペン
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2種類のセットアップを試したレッドブル「トップスピード重視の方向性は失敗」F1ベルギーGP 2017《初日》

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レッドブルは、F1ベルギーGP金曜のフリー走行で各ドライバー毎のマシンセットアップを分け、2種類の仕様を試していた事を明らかにした。マックス・フェルスタッペンはダウンフォースを多めに、ダニエル・リカルドはセクター1と3での最高速を重視した低ダウンフォース仕様のセットアップを評価した。

リカルドのスピードトラップは310km/hを超えており、セクター1と3ではフェルスタッペンと遜色ないタイムを記録したものの、高速コーナーが連続するセクター2では1秒以上も遅れる結果となった。フェルスタッペンが両セッションでともに4番手タイムをマークした一方で、リカルドは5番手と6番手に終わっている。

リカルドは、最高速重視の方向性は間違っていたと語り、明日土曜以降のセッションではフェルスタッペンのセッティングを踏襲するか、または両者の折衷案的な方向性を模索することになるだろうという。

「このサーキットではいつも妥協を強いられるんだ。セクター1とセクター3は超高速だけど、セクター2ではダウンフォースが必要だからね。僕はセクター1とセクター3に焦点を絞ったセットアップを試したんだけど、十分な結果は得られなかったよ。セクター2で失ったタイムがあまりにも大きかったんだ」

「確かに幾らかトラフィックに捕まったけど、それがなかったとしてもコンマ数秒程度だろうしトップ5には届かなかったはずだよ。このセットアップを明日続けるつもりはないよ。マックスの方向性で行くか、その間を取って別の方向性を探る事になると思う」

フェルスタッペンは、フェラーリとメルセデスのトップ2チームとの差は現時点では大きくはないと主張し、明日以降のレッドブルの追い上げに期待を寄せる。

「今のところトップチームからはあまり離れていないと思うんだ。まだ金曜だけどね。明日はまた違った結果になるんじゃないかな」

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