下を向くフェラーリのキミ・ライコネン
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フェラーリ:全セッションで後塵を拝したライコネン「多くの些細なことが理由」2017年F1バーレーンGP予選後コメント

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バーレーンGP予選を終えて、フェラーリのセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンがそれぞれコメントを発表した。

ベッテルはFP1とFP2でトップタイムを記録、予選Q3でも良いアタックを決めたものの、メルセデスに大きく差をつけられ3番手に終わった。とは言え、ここバーレーンでのフェラーリのロングランペースを考えれば、ベッテルが決勝で表彰台の一番上に立つことは十分可能であろう。一方のライコネンは予選5番手、週末を通してアンダーステアに苦しんでおり、今週末の全てのセッションでベッテルに遅れを取っている。

フェラーリ:バーレーンGP予選後コメント

セバスチャン・ベッテル
予選:3位/1:29.247

「昨日はマシンがずっと滑ってて良い感触じゃなかったんだけど、今日は全体的に言えば良い一日だったと思う。今日少しばかりセットアップを微調整したら、車のフィーリングが良くなったんだ。マシンバランスには満足してるよ。予選Q3での最初のアタックの後にトップとの差を見た時にはがっかりしたよ。だから出来る限りのことを試してみたし、やり過ぎって言う位に攻めたんだ。ここは簡単にオーバーシュートしちゃうサーキットだけどね」

「僕らは全てのセクターで遅れを取っていたし、ストレートでは特にそうだったと思う。でも明日はより接戦になると思うし、そうなれば良いなと思ってる。マシンの感触は明日も良いはずだよ」

キミ・ライコネン
予選:5位/1:29.567

「全体的に言えばクルマは良かったし、多くのポテンシャルを秘めてると思う。でも多くの些細なことが理由になってマシンからタイムを引き出せなかった。結果は期待していたものとは程遠いし、結局はそういう結果に終わってしまった」

「僕はずっと正しいセットアップを見つけるのに苦労してたんだ。ここ数戦よりかは良くなっていると思うけどね。でも予選ペースで攻めた時のマシンの状態はまだまだだと思う。大切なのは明日だけど、グリッド順位は理想的とはいえないし、決勝はかなりトリッキーなレースになるだろうね。良いスタートを決めて正しい判断を下しマシンから全てのものを引き出してみるよ」


フェラーリがバーレーンGPで最後に勝ったのは7年前の2010年。メルセデスがここで負けたのは2013年まで遡ることになる。ただし、この2013年に優勝したのは当時レッドブルに所属していたベッテルであった。

予選の詳しい模様については「バーレーンGP予選ダイジェスト」を参照いただきたい。F1バーレーンGP決勝レースは、2017年4月17日(日)00:00からバーレーン・インターナショナル・サーキットにて行われる。

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