トロ・ロッソF1のカルロス・サインツとダニール・クビアト
Courtesy Of Red Bull Content Pool

音楽に建築…文化的なトロ・ロッソのドライバー達 / F1アゼルバイジャンGP 2017《Preview》

  • Published: Updated:

23日(金)から25日(日)にかけて行われる第8戦F1アゼルバイジャンGPを前に、トロ・ロッソのカルロス・サインツとダニール・クビアトがそれぞれレースに向けた抱負と、昨年のバクーでの思い出を語った。

レースの話はどこそこに、サインツは昨年のバクーでのグランプリで同じスペイン出身の歌手エンリケ・イグレシアスに会った時の事を、クビアトはザハ・ハディド設計の複合施設”ヘイダル・アリエフ・センター”に行ってみたいとの想いを語ってくれた。

トロ・ロッソ:F1アゼルバイジャンGPに向けて

カルロス・サインツエンリケ・イグレシアスが好き

いくら同じストリートサーキットだからと言って、バクーのコースをモナコと比べるのはナンセンスだよ。どちらが良いとか悪いとかって話じゃなくて、ただ違うってだけさ。レースをするには凄く厳しいサーキットだけど、モナコよりもタフとも言えない。でも両者はかなり近いし、ほんの少しのミスが命取りになるってところも似てるよね。常に集中力を保たなきゃならないんだ。

去年は凄く楽しかったよ。かなり特別なレースになったんじゃないかな。あまりにも楽しかったもんだから、完走できなかったのは残念だけどね。休む暇もなくレッドブルやマクラーレンと良いバトルをした事を覚えているよ。

時速300kmでドライブしてる時は景色を楽しんじゃいられないけど、バクーには中世のお城がたくさんあって、それがレースを彩る1つのシーンになるんだ。僕はそれが好きだよ。幾つかのレース風景の写真は独特だよね!バクーで僕が好きな事と言えば、ホテルがサーキットにめちゃくちゃ近いってことかな…パドックへの入口のすぐ外側にあるんだよ。ちょっと寝坊できるし、ガレージから数分で行けるんだから最高に快適だよ。望むなら、一日中自分の部屋のトイレに行けるんだからね!

Enrique Iglesias photo
creativeCommonsWalmart Corporate エンリケ・イグレシアス

去年バクーでエンリケ・イグレシアス(スペイン出身の歌手)に会えたのは最高だったなあ。彼は最高の男だよ。僕が好きってだけじゃなく、僕の妹たちも彼の大ファンなんだ。彼と一緒に過ごせたことをとても喜んでいたよ。彼女達はすごくナーバスになっちゃっててさぁ、笑っちゃったよ。あの時は彼らのコンサートがあったんだよ。今年もバーレーンでやってたよね!僕は夏の間中彼らの音楽を聞いてるんだ!

ダニール・クビアトヘイダル・アリエフ・センターに行ってみたい

このコースはユニークだよね。レースをするには最高にクールな場所だよ。ストレートは信じられない位長いなぁ…って思ってたら、突然コース幅が狭いセクションに入っていくし、印象的なレイアウトだよ。壁ギリギリだし、マシン一台分しか通る幅がないから、チャレンジングなんだ。”モナコ・セクション”や”モンツァ・セクション”があるように、ここのトラックもまた特別なところだよ。僕は好きだな。

去年のバクーでの予選は最高に上手く行って7番手だったし、ペースも良かったんだよね。決勝に至っては6番グリッドからのスタートだったんだけど…レースを完走できなかったのは残念だよ。今年は良いレースをして幾らかポイントを獲得したいね!

Heydar Aliyev Center photo
creativeCommonsAsian Development Bank ヘイダル・アリエフ・センター

去年はバクー市内を探索する時間がなかったんだけど、今年こそは歩いて回りたいな。古い町並みと新しい建築が混じり合った面白い街だからね。ヘイダル・アリエフ・センター(ザハ・ハディド設計の複合施設)にも行ってみたいな。あの建物は最高にクールだよ!


2017年第8戦F1アゼルバイジャンGPは、6月23日(金)18時からのフリー走行で幕を開ける。開催日程・結果・最新ニュース・サーキットガイドなど、アゼルバイジャンGPに関する情報については、F1アゼルバイジャンGP特設ページをご覧あれ。

F1アゼルバイジャンGP特集