キミ・ライコネン
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ライコネン「SF70Hのレベルはかなり高い、バクーでも戦える」F1アゼルバイジャンGP 2017《Preview》

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フェラーリのキミ・ライコネンが、25日(日)に決勝レースが行われるF1アゼルバイジャンGPに向けて、抱負と意気込みを語った。

メルセデス最強伝説が続くかに思われた2017年シーズンであったが、蓋を開けてみればフェラーリが印象的な速さを見せつけ、赤き跳ね馬がシルバーアローと互角の勝負を演じている。ライコネンは、SF70Hの基礎的ポテンシャルがかなり高いため、どのようなサーキットであってもライバルチームと対等に渡り合えると語り、2回目の開催となるバクーでのレースに自信を見せる。

ライコネン:F1アゼルバイジャンGPに向けて

キミ・ライコネンバクーでも渡り合える

バクーのトラックは独特だよね。ストリートサーキットなんだけど、長いストレートと凄くコース幅の狭いセクションがあるから、モナコというよりもシンガポールに似てるんだ。昨年ここで初めてレースをしたわけだけど、厳しいレースになったね。凄く暑かったし、タイヤは尋常じゃないくらい扱いづらかったよ。マシンは違うしタイヤもちょっと異なるけど、今年で2回目のレースだから去年よりは楽になるんじゃないかな。

今日は少し涼しめだけど、週末には暑くなるみたいだね。天気がどうなるか様子を見てみないと。去年は予想外にどこのチームもすごく速かったけど、今年はどうなるかなぁ、速いかもしれないし、それほどでもないかもしれないね。

強い時もあればそうじゃない時もあるけど、僕らは今シーズンを通してかなりいい感じだし、マシンの基礎レベルがかなり良いから、バクーでも渡り合えるんじゃないかと思ってるよ。全てをまとめ上げられるかどうかは分からないけど、最速のチームになれるよう全力を尽くすよ。


昨年のグランプリでは後一歩というところでポディウムを逃したライコネンは、グランプリ開催に先立って行われたプレスカンファレンスで、自身のF1タイトル獲得の望みがなくなれば、チームメイトのセバスチャン・ベッテルのサポートをする事を明言している。ランキング4位と、首位ベッテルに大きく差をつけられているだけに、アゼルバイジャンでの表彰台獲得は必須となるだろう。

ライコネン「もしF1タイトルの可能性が消滅したらベッテルを助けるつもり」

2017年第8戦F1アゼルバイジャンGPは、6月23日(金)18時からのフリー走行で幕を開ける。開催日程・結果・最新ニュース・サーキットガイドなど、アゼルバイジャンGPに関する情報については、F1アゼルバイジャンGP特設ページをご覧あれ。

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