マクラーレン・ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介が2017年F1第1戦オーストラリアGPへの展望と意気込みを語った。
オーストラリアGPへ向けて
長谷川祐介
ホンダF1プロジェクト総責任者
「チームの全員にとって挑戦の冬でした。バルセロナテストで抱えた問題によって限られた走行しかできず、シーズン前の準備にプレッシャーがかかりましたが、膨大な量の有用なデータを得ることもできました。」
「パフォーマンス面では、運転性を向上させるためにマッピングを改善する余地がありました。さらに分析することで、メルボルンに対応するために追加の変更を加えることができました。我々は正しい方向に向かっています。シーズンを通して競争力を高めるために努力を続けていきます。」
「シーズン開幕戦のオーストラリアGPは、ドライバー、クルマ、パワー・ユニットにとって骨の折れるグランプリです。サーキットの特性上予測不可能でトリッキーです。コースは平らで、狭く、滑りやすく、そして速い。週末の我々の優先事項は、信頼性を維持しながらパワーユニットを最大限に引き出すことです。」
「簡単な週末ではないでしょう、それにも関わらず私たちはメルボルンが大好きです。ファンは素晴らしく、ホンダ・オーストラリアの同僚たちからは常に素晴らしいサポートがあります。私たちは、トラック上での取り組みを通じて感謝の気持ちを示すことができれば幸いです。」
マクラーレン・ホンダはマシントラブルが原因でプレシーズンテストではほとんど走り込むことができていない。公式Twitterの炎上、チーム決別の可能性など、同チームに対する不穏な空気が漂う中、ホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介は着実に前へ進んでいることを強調した。
2017年オーストラリアGPは、日本時間2017年3月24日(金) 10:00からフリー走行がスタートする。
