マクラーレン・ホンダが揃って上位10台に残れた理由は「ストレートがないから」とフェルナンド・アロンソcopyright mclaren.com

マクラーレン・ホンダが揃って上位10台に残れた理由は「ストレートがないから」とフェルナンド・アロンソ

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シンガポールGP予選で8番手につけたフェルナンド・アロンソは、マリーナベイ市街地コースでの大幅な改善について「簡単な事さ。ここにはストレートがないからね」とその理由を語った。チームメイトのストフェル・バンドーンは9番手をマーク、マクラーレン・ホンダはハンガリー以来となる2台揃ってのQ3進出を成し遂げた。

舞台となるマリーナベイ・ストリート・サーキットはロングストレートらしき直線部分がほとんどなく、最も長いストレートでも5から7コーナーにかけての832mしかない。コーナリングとは異なり、ストレートでの速さはエンジン性能が大きくモノを言う。

シンガポールのエンジン全開率は僅かに47%と低く、エンジンパワーがラップタイムに与える影響は限定的だ。ホンダのパワーユニットの出力はライバル勢に比べて劣っているとされる。予選を終えてインタビューに応じたアロンソは「今日はこれまでと比べて著しく速かったように見えるが何が起きたのか?」との質問に対して、笑いながら以下のように答えた。

簡単な事さ。ここにはストレートがないからね

「前戦を終えてからのここ10日間で、公には言えないようなブレークスルーがあったのでは?本当にそんな単純なことなのか?」と問われると「ああそうさ、単純な事だよ」と返した。今日の結果を見る限りはマクラーレンには優勝に足るシャシーがあるように見えるが…との質問に対しては次のように答えた。

「マクラーレンはチャンピオンシップをかけてその最前線で戦ってきた長い歴史を持つチームなんだ。僕らには決断力と才能そして設備が揃ってる。マクラーレンが一刻も早くトップ争いに返り咲く事を願ってるよ」

金曜のFP1終了直後、マクラーレンは来年からホンダではなくルノーエンジンを搭載することを発表した。両者が別の道を歩む事を選んだのには、アロンソがホンダエンジンをバッシングし続けてきた事が大きい。アロンソは、信頼性とパフォーマンス不足のホンダに対して数々の辛辣な言葉を浴びせ続け、チームに対してホンダか自分のどちらを選ぶのか?と迫るほどであった。

マクラーレン・ルノーの誕生によって、アロンソが来季もマクラーレンに留まることは既定路線と考えられているが、本人はまだ決断には至っていないと去就を明らかにしていない。アロンソは、決別発表後もこの件に関して沈黙を保っている。

「契約発表はチームの決断なんだよ。僕はマクラーレンがホンダやルノーに何を期待しているのか知らないんだ。マクラーレンが異なるエンジンサプライヤーに変更するって言うなら、それはその方がより高いパフォーマンスを得られるって彼らが信じてるからさ」

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